
COLOR’S~殺したのは私~
第49章 一茶VS琥珀(ISSA SIDE)⑦
「ちょっと失礼します」
スペアタイヤの交換なんて10分もあれば終わる。
少しの時間だと高を括り、断りもなくラブホの駐車場に俺の車を移動し、勝手に停めさせてもらった。
軍手をはめるとスペアタイヤ交換の作業に取り掛かる。
彼女は俺の様子を背後から窺っていた。
無言が続いていることと三姉妹以外に女慣れしていない気まずさから、共通の話題である相模ナンバーをネタにして声を掛けた。
「相模ナンバーなんですね。地元はどちらですか?」
「え……」
スペアタイヤの交換なんて10分もあれば終わる。
少しの時間だと高を括り、断りもなくラブホの駐車場に俺の車を移動し、勝手に停めさせてもらった。
軍手をはめるとスペアタイヤ交換の作業に取り掛かる。
彼女は俺の様子を背後から窺っていた。
無言が続いていることと三姉妹以外に女慣れしていない気まずさから、共通の話題である相模ナンバーをネタにして声を掛けた。
「相模ナンバーなんですね。地元はどちらですか?」
「え……」
