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COLOR’S~殺したのは私~

第49章 一茶VS琥珀(ISSA SIDE)⑦

そんなことより琥珀が俺を待っている。

早く帰らなくては。

「せめてここでシャワーでも浴びていって
ください」
「ここでって……ここは……」

銭湯か健康ランドの前でのパンクしている車に遭遇したなら、汗を流す程度にシャワーを浴びたかもしれない。

しかしここはラブホである。

「無断駐車は罰金一万円と言われまして……
だったらチェックインした方が安上がりだと……」
「チェックインしたんですか!俺が払いますよ!」

俺が作業している最中、彼女と中年女性はそういった契約を交わしたらしい。

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