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COLOR’S~殺したのは私~

第50章 琥珀VS一茶(KOHAKU SIDE)⑧

「琥珀さん何言って……おっと時間だ。
じゃ、必ず迎えに行きますから!」
「ちょッ!ま……待って!」

浪人生は私の制止など構わず、急ぎ足で階段を上っていってしまった。

碧海は一茶と浪人生を使って再び私を陥れようとしている。

二度も三度もその手に乗るものか。

意気込んでいるわりには足がすくみ、その場から動けなかった。

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