
COLOR’S~殺したのは私~
第51章 一茶VS琥珀(ISSA SIDE)⑧
帰宅時、ウィークリーマンションの自動ドアが開くと、エレベーターの前で小柄な女性がダンボール箱を重たそうに抱えていた。
不在中で管理人室で荷物を預かっていたということだろう。
いつもなら俺は階段を使うところだが、彼女は両手が不自由そうだったので階数のボタンくらいは押してやろうと思った。
彼女の隣に何気無く立ち降りてくるエレベーターを待つ。
「一茶くん?」
聞き覚えのある声。
横を向くとやはり滝本沙羅だった。
「どーも」
俺はラブホで滝本さんに肩透かしを喰らわされたことを根に持っていて、ぶっきらぼうな対応になる。
大体なんでこんな所に居るんだ。
不在中で管理人室で荷物を預かっていたということだろう。
いつもなら俺は階段を使うところだが、彼女は両手が不自由そうだったので階数のボタンくらいは押してやろうと思った。
彼女の隣に何気無く立ち降りてくるエレベーターを待つ。
「一茶くん?」
聞き覚えのある声。
横を向くとやはり滝本沙羅だった。
「どーも」
俺はラブホで滝本さんに肩透かしを喰らわされたことを根に持っていて、ぶっきらぼうな対応になる。
大体なんでこんな所に居るんだ。
