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COLOR’S~殺したのは私~

第51章 一茶VS琥珀(ISSA SIDE)⑧

「自分のことを悪く言っちゃダメ」
「でも……自分に自信が……」

再び唇を重ねられた。

「これ以上、私の好きな人の悪口を言わないで」
「俺なんか……どうして……からかってます?」

そう言いながらも滝本さんへの不信感が解かれていく。

褒められいい気分になり、地に足が着いていないような身体がフワフワしている感覚だった。

「そう思われても仕方ないよね。ラブホに
一茶くんを置き去りにしちゃったし……」
「それは会社から電話があったって……」

滝本さんは「それも嘘なの」と三度目になるキスをされた。

そして照れ臭そうに言葉を続けた。

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