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COLOR’S~殺したのは私~

第51章 一茶VS琥珀(ISSA SIDE)⑧

「それに一茶くん優しいし……」
「だからって……俺なんか……」

モテた経験が無い俺はこの展開を、どう対処すれば分からなかった。

「俺なんかじゃなくて俺だからだよ」
「滝本さん……」
「一茶くんだから好きになったの」

嬉しかった。

初めて他人に人間として認められたような気がした。

「お……俺なんか馬鹿だしトラックの
運転手だし……それに……」

滝本さんが背伸びをして唇を重ねた。

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