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COLOR’S~殺したのは私~

第53章 一茶VS琥珀(ISSA SIDE)⑨

「僕と琥珀さんは結ばれたんだ。あなた達が
ここで戯れている間にね」

琥珀は浪人生の腕からするりと抜け崩れ落ちた。

「琥珀……本当か?」

自分のことを棚に上げ琥珀を問い詰める。

しかし琥珀は答えるどころか泣きじゃくる一方だった。

「琥珀!!!答えろ!!!」

琥珀は……小さく頷いた。

俺は裸のまま琥珀の手を掴むと半ば引きずる状態で自分の部屋に連れていき、部屋の奥へと思い切り突き飛ばした。

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