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COLOR’S~殺したのは私~

第54章 碧海VS一茶(AOMI SIDE)⑧

沙羅がカフェを後にすると私は一茶の母親に電話をした。

『碧海ちゃぁん。どうしたのぉ?』

一茶の母親は上機嫌だった。

一茶から琥珀と別れた知らせがあったのだろう。

私は何一つ知らないことになってるけど。

「おばさんの元気そうな声が聞けて安心しました」
『ふふッ……たまには朱夏ちゃんでも連れて
遊びにいらっしゃい』

一茶の母親は琥珀の名を口にしなかった。

琥珀は完全にゲームオーバーとなった。

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