
COLOR’S~殺したのは私~
第58章 琥珀VS一茶(KOHAKU SIDE)⑩
「たまにはいいでしょ?」
「そうだな。じゃ、行こうか」
部屋では涼介がスタンバイしている。
相澤哲也が私を怪しもうが何だろうが既成事実さえ作ってしまえばこっちのもの。
人の顔色ばかり窺い言いたいことの半分も言えない私が随分と変わったものだ。
碧海のおかげで。
いや……碧海のせいで。
アパートに到着すると玄関のドアを開け、私が先に入ろうとすると相澤哲也は背後から私の髪の毛をかき上げた。
うなじにキスでもして雰囲気作りか。
しかし玄関先ではダメ。
涼介が携帯電話を片手に待機しているのはクローゼットの中。
「そうだな。じゃ、行こうか」
部屋では涼介がスタンバイしている。
相澤哲也が私を怪しもうが何だろうが既成事実さえ作ってしまえばこっちのもの。
人の顔色ばかり窺い言いたいことの半分も言えない私が随分と変わったものだ。
碧海のおかげで。
いや……碧海のせいで。
アパートに到着すると玄関のドアを開け、私が先に入ろうとすると相澤哲也は背後から私の髪の毛をかき上げた。
うなじにキスでもして雰囲気作りか。
しかし玄関先ではダメ。
涼介が携帯電話を片手に待機しているのはクローゼットの中。
