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COLOR’S~殺したのは私~

第58章 琥珀VS一茶(KOHAKU SIDE)⑩

「続きはベッドの上でしましょう」
「それはそうと……目的は何だ?」

え……?

「ゃだぁ……哲也ってば……何言って……」

髪の毛はかき上げられた状態で私は振り向けずにいた。

「本物の琥珀だろ?」
「そ……そうに決まってるでしょ……」

なに……

いったい何なの……

「俺の女は偽者の琥珀だ。本物のじゃない」
「な……何それ……」

赤の他人に私と碧海を見分けられるはずがない。

それなのに……どうして……見破った……

「うなじにキスマークが無い」

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