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COLOR’S~殺したのは私~

第60章 一茶VS碧海(ISSA SIDE)④

二泊三日の仕事を終え朱夏のアパートへ向かったが留守だった。

仕方なく実家に帰る。

「一茶お帰り。久し振りだね」

二年以上振りに目にする碧海の姿だった。

「そうだっけ」

わざと素っ気ない態度を取り、玄関のドアを開けると碧海が着いてきた。

「一茶の家に入るのも久し振り。お邪魔しま~す」

碧海は玄関先で靴を脱ぐと階段を上り、俺の部屋へ向かった。

「人ん家だぞ。勝手に入んなよ」
「他人行儀なこと言わないでよ」

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