
COLOR’S~殺したのは私~
第64章 琥珀VS一茶(KOHAKU SIDE)⑪
「早退させて頂きます」
涼介を問い詰めてみよう。
それに万が一に備えて私には隠し球がある。
「自主退職でも構わないよ」
社長室を出ると事務所には脇目も触れず会社を飛び出した。
自宅のアパートに向かって車を走らせる。
いつもの様に信号を避ける道程。
遠回りだが次に信号無視で捕まっては免停になってしまう。
自宅近くのコンビニに停車。
ここなら半径20メートル圏内。
イヤホンを耳に当てる。
朱夏か碧海を陥れる為に購入した盗聴器だったが使う宛も無く自宅のアパートに設置した。
当然涼介も知らない。
私は涼介を100%信用しきっていない。
いつどこで裏切られるか分からない。
信じられるのは己だけ。
涼介を問い詰めてみよう。
それに万が一に備えて私には隠し球がある。
「自主退職でも構わないよ」
社長室を出ると事務所には脇目も触れず会社を飛び出した。
自宅のアパートに向かって車を走らせる。
いつもの様に信号を避ける道程。
遠回りだが次に信号無視で捕まっては免停になってしまう。
自宅近くのコンビニに停車。
ここなら半径20メートル圏内。
イヤホンを耳に当てる。
朱夏か碧海を陥れる為に購入した盗聴器だったが使う宛も無く自宅のアパートに設置した。
当然涼介も知らない。
私は涼介を100%信用しきっていない。
いつどこで裏切られるか分からない。
信じられるのは己だけ。
