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COLOR’S~殺したのは私~

第65章 一茶VS碧海(ISSA SIDE)⑤

2015年あつぎ鮎まつり花火大会

━━━━━二週間前━━━━━

「デキちゃったみたい」

碧海が自分の腹を優しく撫でる。

「ホントか?」
「ぅん。一茶と私の子だよ」

俺が父親に……

まるで実感が湧かないが……

嬉しい。

とにかく嬉しい。

「どうしようかな……」

碧海が不安気な表情を見せる。

「どうするって……生んでくれるんだよな?」
「そうなんだけど……朱夏に申し訳なくて……」

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