テキストサイズ

COLOR’S~殺したのは私~

第67章 一茶VS三姉妹(ISSA SIDE)⑦

朱夏に嫌われよう。

「信じられないよ……」
「飽きたんだからしょうがねーだろ」

俺を嫌いになれ。

「花火大会も……一緒に行けないの?」

今年の花火大会は朱夏と約束していた。

朱夏と行く最後の花火大会。

「それは行くよ。前々からの約束だしな」

嫌々一緒に花火大会に行く素振りを見せる。

花火大会どころかどこでもいいから朱夏と一緒に居たい。

朱夏とどこか遠い所で暮らすことも考えた。

だが、妊婦の……俺の子を授かった碧海を置いては行けず考えを改めた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ