テキストサイズ

COLOR’S~殺したのは私~

第67章 一茶VS三姉妹(ISSA SIDE)⑦

「じゃ、花火大会の日に迎えに来るよ」

未だ泣き止まぬ朱夏を置き去りにして朱夏の部屋を後にした。

その足で碧海が住む伊勢原のアパートへと向かう。

「一茶……待ってた……」

玄関先で碧海に抱き付かれ俺は腰に手を回す。

「朱夏と終わりにしてきた。でも……花火大会だけは一緒に行かせてもらうよ」
「ぅん……前からの約束でしょ……いいよ……」

部屋の奥へ入ると夕食の準備がしてあった。

「碧海が作ったのか?」
「ぅん。いいお嫁さんになれるかな……あ……ごめん……プロポーズまだだったね」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ