テキストサイズ

COLOR’S~殺したのは私~

第68章 朱夏VS一茶(SHUKA SIDE)⑪

碧海はダメ押しの如く婚姻届をチラつかせシラけきったムードの中、一人スキップしながら帰っていった。

私の何がいけなかったのか考える。

一茶を飽きさせてしまった原因を考える。

一茶に振られてから数えきれないほど考えたけど何度でも考える。

思い当たる節は一茶への嫉妬心。

しかし沙羅とのことは誤解というか過去のことだと分かり挽回したつもりだった。

不安定な心は宮路所長でバランスを保っていた。

「朱夏に飽きた」

「嫉妬」と「飽きた」が結び付かず釈然としない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ