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一茶を諦めきれないけど……身を引こう。

一茶を苦しめたくない。

でも……一茶と碧海の幸せそうな姿なんて見たくない。

花火大会も行かない。

一茶も飽きてしまった私なんかと行きたくないはず。

だから琥珀に譲った。

その琥珀は一茶を諦めきれない様子だった。

起死回生を狙っているようにも窺える。

万にひとつの可能性で一茶と琥珀が上手くいったとしても、一茶の相手が私ではないならどうでもいい。