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COLOR’S~殺したのは私~

第70章 碧海VS一茶(AOMI SIDE)⑪

「その前に風呂入っちゃおうぜ」
「ぅんッ。乾杯の準備しておくから先に入ってていいよ」

哲也がお風呂へ向かうと私はワイングラスと、ちょっとしたオードブルを用意した。

些細な行動でさえ左手の薬指に目が行く。

ダイアモンドのエンゲージリング。

自然と顔がほころぶ。

高価だからではない。

哲也の愛の証。

そういえば一茶も私にエンゲージリングを買ってくれると言っていた。

要らないし貰っても困る。

エンゲージリングは2つも要らない。

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