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『で、用件は？』
『先日青島一茶様が御来店されまして……あ……すいません……この度は何と申し上げれば……』

一茶の冥福を祈りながら江波は話を続けた。

『エメラルドのリングですがメッセージを彫る前に警察の方に提示を求められまして……』
『メッセージ？』

江波はスーツのポケットから紙切れを取り出し『青島様にこのメッセージをお願いされていまして』と私に見せた。

【ISSA to SHUKA】

一茶の筆跡だった。