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COLOR’S~殺したのは私~

第72章 エピローグ(AOMI SIDE)

離陸まで未だ時間がある私と朱夏は展望デッキへと向かった。

朱夏はエメラルドのリングを左手の薬指に通すと太陽の光に向かってかざした。

「一茶との花火大会を琥珀に譲ったこと知ってたの?」

エメラルドのグリーンが煌々としていて眩しかった。

「知らない」

そんなことはどうでも良かった。

一茶と琥珀の後を追っていた時、私は冷静で全てを打ち明けようとしていた。

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