テキストサイズ

COLOR’S~殺したのは私~

第72章 エピローグ(AOMI SIDE)

「花火大会の後、一茶を殺すつもりだった。まさか琥珀と碧海が……」
「良かったじゃん。朱夏は手を汚さずに済んで」

所詮口だけ。

朱夏にそこまでの根性は無い。

「一茶への想いで苦しむくらいなら殺人犯として服役するか……私も死んじゃう方が遥かにマシだった」
「あの世で一茶と幸せになりますとでも言いたいわけ?」

朱夏は私の嫌味に対してクスッと笑った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ