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真知子からの招待状

第8章 二階堂真知子という女②

平井直也がワイングラスに

指の第一間接程の量の赤ワインを注ぐ。


「飲んでみろ」


私は恐る恐る赤ワインを口に運んだ。


「マズッ!葡萄の皮みたい」


結局オレンジジュースを飲む。


これだって私にとっては贅沢だ。


食事をしながらジュースを飲むなんて

考えられなかった。

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