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真知子からの招待状

第10章 二階堂真知子という女④

……だったら私自身が作ってしまおうか。


顔が熱くなり胸が高鳴り全身が震える。


……作ってしまおうか。


ホテルの写真を片手に

頭の中で構想が具体化されていく。


頭の中で描いた構想をノートに書き写す。


しかしボールペンを握る手が震え

この熱い想いに追い付かない。


書き損じてはいけない。


今の私の想いは絶対だから。

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