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真知子からの招待状

第10章 二階堂真知子という女④

書き上げた未来予想図はあまりにも飛躍的すぎ

現実味を帯びていなかった。


あのホテルを手に入れ

『高級風俗店』を経営する。


そこに至るまでの経緯

私がやらなくてはいけないことを

再びノートに書き記す。


『真知子、おまえは始まったばかりだ』


平井直也が私に掛けた言葉の意味は

未だ理解不能だが

その言葉が私を後押しする。

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