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真知子からの招待状

第14章 家政婦 長谷川詩織①

今日は初出勤だというのに

「美容室行ってきますから
あとよろしく」って

まともな挨拶もせず

とっとと出掛けてしまった。


普段口数が少なくおっとり体質の私も

子供のこととなると

いてもたってもいられなくなる。


子供が大好きで保育士になったが

肝心な自分は子宝に恵まれず

姑らと同居していた私は居場所を失った。

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