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真知子からの招待状

第14章 家政婦 長谷川詩織①

お昼ごはんの時間も惜しみ

ひたすら掃除をしていると

玄関が開く音がした。


急いで玄関に向かうと

幼い兄弟が手を繋いで立ち尽くしていた。


「空くんと太陽くんね」


兄弟は顔を見合わせている。


「初めまして。長谷川詩織です」


兄弟は玄関に幼稚園バッグや

ランドセルを投げ飛ばし

外へ出ていこうとした。

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