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真知子からの招待状

第14章 家政婦 長谷川詩織①

「その前にケーキ食べようか?」

「えー!ケーキがあるの?」

「手を洗ってこようか?」

「うん!」


兄弟はドタバタと洗面台まで走っていった。


昨夜、自宅で焼いてきたチョコレートケーキに

バニラアイスクリームを添えた。


「おいしい!たーちゃん!おいしいね!」

「うん!」

「たーちゃん、おくちについてるよ」


空が太陽の口元をティッシュで拭く。

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