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真知子からの招待状

第14章 家政婦 長谷川詩織①

翌日の夕方


「家政婦さん、お金貸してくれない?」


奥様は私の名前を覚えていないどころか

図々しいお願いまでするようになった。


私は奥様に二万円渡した。


「サンキュー。じゃ、行ってくるわね。
子供だけじゃなく、たまには主人の相手も
してあげてね」


返す言葉が見つからない。

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