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真知子からの招待状

第14章 家政婦 長谷川詩織①

かなり年上の自分と

結婚してくれたということで

千夏に対し負い目があるらしい。


「それだけのことで奥様を好きに
させているんですか?」

「慣れもありますよ。妻に愛情なんて無い。
自分は金を稼ぐロボットですから」

「お子様に愛情はありますか?」

「もちろんです。しーちゃんのおかげです」


御主人は酔っているせいか

兄弟と同じように

私を『しーちゃん』と呼んだ。

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