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真知子からの招待状

第2章 来るべき現れた女

カーテンの隙間から光が射していた。


この数時間

私は『天然の美』に見とれていた。


佐伯胡桃の瞼がゆっくりと開いた。


「佐伯胡桃様、おはようございます」


私はベッドの傍らにある椅子から

即座に立ち上がり

深々と御辞儀をする。


「御気分はいかかでいらっしゃいますか?」

「……」


佐伯胡桃は不思議そうな表情を浮かべる。

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