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真知子からの招待状

第15章 家政婦 長谷川詩織②

「妻とは別れる」


待っていた言葉。


「時間はかかるかもしれないが、説得する」

「御主人……」

「必ず説得してみせるから。それまで
プロポーズを待っていてくれないか?」


嬉しくて涙が溢れ出す。


「こんなおじさん嫌かもしれんが」


懸命に首を横に振る。


「良かった。ありがとう……詩織」

「正敏さん……」

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