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真知子からの招待状

第3章 記憶を無くした女

佐伯胡桃には声を掛けず

ロイヤルスウィートルームを後にした。


意外だった。


直也さんは佐伯胡桃を抱き締め

『俺が治してやる』風な光景を想像していた。


昼になると早速伊達から

佐伯胡桃の調査書が届いた。


相変わらず仕事が早い。


学歴や職歴、趣味の類いはどうでもいい。


私が重要視するのは佐伯胡桃の人間関係。


これに尽きる。

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