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真知子からの招待状

第24章 ハンター松岡千鶴①

太一の携帯が鳴り席を立った。


頃合いを見て後を追う。


「今夜は歓迎会だから行けないんだよ~」


居酒屋の外で電柱に寄り掛かりながら

太一は女と電話していた。


電話を切り終えると私の存在に気付く。


「千鶴ちゃん、どうしたの?」

「酔っちゃったみたいで……外の風にあたって
いました……あッ……」


つまずくふりをして太一の懐に入ると

反射的に私を支えた。

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