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真知子からの招待状

第29章 進藤太一③

二ヶ月振りに自宅に行ってみる。


静枝だっていつまでも

強情を張ったりはしないだろう。


「あらッ……おかえりなさい」


静枝の様子がいつもと違う。


妙に明るい。


また何か企んでいるのか。


「これで勘弁してくれないか」


ダイニングテーブルに

慰謝料の500万円を置く。

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