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真知子からの招待状

第29章 進藤太一③

「俺にも一緒に育てさせてくれないか?」


何を言っているんだ俺は!


俺には千鶴が居るだろ!


「私が育てるからご心配なく」


今日の静枝は女らしいというか可愛いというか

出会った頃の新鮮味がある。


俺が愛していた時の静枝そのものだ。


「頼むよ。この通りだ」


静枝に頭を下げる。

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