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真知子からの招待状

第30章 ハンター松岡千鶴③

あの泳いだ目

すぐに反らした目

うわずった声

微かな身体の震え


私と別れたいということだ。


素っ気ない態度をとり

私から別れを切り出すのを待っている。


そんなものはお見通しだ。


どれだけ場数踏んでると思ってんのよ。


私からは言わないよ。


せいぜい苦しめばいい。

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