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真知子からの招待状

第36章 佐伯胡桃の想い②

「LPH RESORTへようこそ。本日は御指名
ありがとうございます」


記憶が蘇った私に気付かないで。


気付いたとしても気付かないふりをして。


お願いだから。


「初めまして。本條斗真です」

「胡桃と申します」


胸の鼓動が高鳴る。


いやいや……


高鳴るなんてそんな生易しいモノではない。


心臓が破裂してしまいそう。

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