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真知子からの招待状

第37章 本條斗真の決断③

「俺が引き下がるとでも思ったか?」


それは俺の胡桃に対する想いだ。


かけがえのない

決して怯むことのない俺の想いだ。


「いつまでも待ってる」

「私には……直也が……」

「本当に帰りたい場所に戻るんだ。
分かったね?」


平井直也が身体で勝負すると言うなら

俺は心で勝負だ。

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