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真知子からの招待状

第43章 平井直也の決断⑤

直也さん?


「どういう意味だ」

「斗真の元へ帰ります」

「胡桃……おまえ……記憶が戻ったのか?」

「ごめんなさい。斗真と会った日に記憶が
戻りました」

「俺を……騙していたのか?」

「どう捉えて頂いても結構です」


その決意した……

吹っ切れたような眼差しは何なんだ。


俺は全身の震えが止まらないというのに。

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