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真知子からの招待状

第43章 平井直也の決断⑤

「俺をひとりにしないでくれ……」

「直也……」


全身の震えが止まらず

涙が絨毯に溢れ落ちる。


こんな俺……

滑稽で情けなくて堪らない。


崩れている俺を胡桃が

両手で包み込んだ。


胡桃の温もりを感じた。

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