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真知子からの招待状

第43章 平井直也の決断⑤

下着もつけず透けたナイトウエアを

着用している胡桃は

いつものようにソファーに腰掛け

俺の仕事が終わるのを待っている。


一瞬胡桃が窓ガラスに目をやった。


「本條の姿でも探してんのか?」


そんなはずはない。


ここは高層ビルの最上階。


分かってる。


分かってはいるのだが……

胡桃を思い切り蹴り上げた。

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