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真知子からの招待状

第44章 佐伯胡桃の想い⑤

「いってらっしゃい」

「帰ってきたら……抱いてもいいか?」

「ぅん」


直也の優しい声のトーンは久し振りだった。


『結婚』という形式が直也を常人へと導いた。


直也の留守中に理佳さんが現れた。


直也は私に長袖のシャツと

ジーンズに着替えさせたおかげで

身体中にある傷やアザは

理佳さんに見破られることはない。

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