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真知子からの招待状

第44章 佐伯胡桃の想い⑤

「婚姻届を貰ってくる」


何日……何週間振りかのキスをした。


裸の私に下着や服を直也が着せる。


クローゼットには鍵が掛かっていない。


好きな服を着てもいいと促されたが

それは直也の本心ではないと判断し

私は毎日裸同然の格好でいた。


しかし直也は私を抱こうともしなかった。


「行ってくるよ」


直也は私を抱き寄せ再び唇を重ねる。

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