テキストサイズ

真知子からの招待状

第45章 平井直也の決断⑥

新婚の寝室のような真知子の部屋。


真知子が書き記したノート。


無心で胡桃を抱くことが出来ない。


胡桃はカーテンを開け服を着ると

俺がテーブルの上に置いた区役所の封筒から

婚姻届を取り出した。


「先に書いちゃうね」


胡桃は淡々と婚姻届に記入する。


「ねぇ……直也……」

「どうした?」

「結婚式はするの?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ