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真知子からの招待状

第6章 伊達拓哉への招待状

伊達は私に向かって札束を投げ付ける。


「乱暴なことなさらないでください」

「帰るッ!」


伊達は逃げるように帰っていった。


「真知子さん、残りの700万は……」


胡桃が心配そうに私の様子を窺う。


「伊達の口座から引き落としてあるわよ」


伊達の預金残高は715万円だった。


床に散乱された札束を

胡桃が集め私に手渡した。

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