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真知子からの招待状

第7章 二階堂真知子という女①

家計を助けるため。


そして憧れのスウィートルームの

宿泊費を稼ぐために懸命に働いた。


高級ホテルのパンフレットを入手すると

穴が空くほど毎日眺め

目標に向かってバイトをする

自分を奮い立たせた。


遅い時間になると寮内にある食堂で

パンフレットを眺めることが

私の日課だった。

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