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真知子からの招待状

第7章 二階堂真知子という女①

「ふーん。凄いホテルだね」


パンフレットを咄嗟に隠す。


「夜食作ってよ」


出世頭と噂されている

平井直也がいつの間にか

私の背後に立っていた。


「……分かりました」


食堂係の母親が寝てしまったので

仕方なく私が夜食を用意する。

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