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真知子からの招待状

第53章 佐伯胡桃の想い⑦

暗闇の中から未だ抜け出せない。


直也に何度も何度も殴られ気を失い

気付くと病院のベッドで横になっていた。


誰かが私の手を握る。


恐らく女性だろう。


意識があるということを示したくて

その手を何度か握り返した。


直也はどうしたのだろう。


知りたいけど

今の私には知るすべが無い。

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