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真知子からの招待状

第53章 佐伯胡桃の想い⑦

翌日

別の病院へと搬送された。


外の風が病室内を埋めつくし

潮の香りがする。


掌に文字を書いてもらうことが

会話の手段となる。


私は千葉の房総にある

病院に居るらしい。


それは実家が近いせいだろう。

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