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真知子からの招待状

第54章 LPH支配人代行 松岡千鶴③

初めて書く斗真のフルネームに

緊張してしまう。


これから私はこの苗字を使うことになる。


『一之瀬斗真』


嬉しくて自然と顔がほころぶ。


「上手に書けたね」


気付くと背後に斗真が立っていた。


「ちょッ!トイレは?」

「見届けたくて行ったふりしてた。
そろそろ行きましょうか。一之瀬千鶴さん」

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